ご家庭で手軽に美味しいアイスコーヒーをお召し上がりいただける、コールドブリューコーヒーの淹れかたをお伝えします。
今さら聞けないアイスコーヒーとの違いやコールドブリューコーヒーを淹れるために必要な道具についても解説します。
冷たくて美味しいコーヒーで今年も暑い夏を乗り切りましょう!
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アイスコーヒーとコールドブリューの違い
アイスコーヒーとコールドブリューは、どちらもごくこく飲める冷たいコーヒーですが、その違いはコーヒーの抽出方法です。
氷が入ったガラスのコップで、コーヒーはブラックまたはミルクやガムシロップを加えてお召し上がりいただけます。
アイスコーヒーとは
高温のお湯で抽出したコーヒー(通常の淹れ方でいれたホットコーヒー)を 急冷して作るコーヒーです。
コールドブリューとは
水でゆっくりと抽出するコーヒーです。つまり水出しコーヒーです。
今回はコールドブリュー(水出しコーヒー)の淹れ方について説明します
コールドブリューコーヒーの淹れ方
・コールドブリューつまり水だしでコーヒーを淹れる方法
・必要になる道具(豆、ポット、メジャースプーンなど)
を解説します。
ちょっとしたコツを知るだけでワンランクもツーランクも上の美味しいコーヒーを楽しむことができます。
まずは 淹れてみましょう
コールドブリュー コーヒーを淹れるためのポイントは計量と抽出です。
その方法とワンポイントのコツをお伝えします。
計量
アイスコーヒー用の豆を 指定の量はかります。
この指定の量は購入された豆によっても変わります。
豆を保存容器に移される場合はこの指定の量を控えておきましょう。
当店の「水出しアイスコーヒー専用ブレンド ひんやり」の場合は水 1 L に対して 60 g の豆を計量します。
2024 年夏、小分けパック( 60 g× 16 個 )のテスト販売をしています。
抽出
冷水ポットのフィルターに計量した豆(中挽き)を入れましょう。
ポットにセットしたら豆全体に水がいきわたるように少しずつ静かに水を注ぎます。
規定量の水を注いだらポットの蓋をして冷蔵庫にいれます。
早く抽出しようとしてポットを振ったりせず、静かにじっくりと抽出してください。
少しずつ水に溶け出るコーヒーの色を楽しみたいところですが、冷蔵庫で抽出・保管しましょう。
完成
冷蔵庫で 8 時間~ 12 時間ほど抽出したら、コーヒー豆を引き上げて、完成です。
ポットのコーヒーを、氷を入れたコップに注いでお召し上がりください。
以上がコールドブリューコーヒーを淹れる標準的な手順となります。
必要なもの
アイスコーヒー用(水出しコーヒー用)のコーヒー豆
アイスコーヒー用の豆をご準備ください。
多くのコーヒーショップさんから販売されています。
普段飲まれているホットコーヒー用の豆でも作れますが、豆の種類や焙煎度合いに違いがあります。
豆の挽き目は中細~中挽きで!
当店では 水出しアイスコーヒー専用ブレンド ひんやりというブレンドコーヒーを販売しています。
冷蔵庫用のポット
フィルター付きのポット 1 L 用が便利です。
2 L のポットも販売されていますが、 1 L のポットを2つご準備いただけば冷蔵庫に切らさないように保存することができます。
*ニトリの冷水筒がフィルター付きで縦にも横にも置けて便利です。
はかり
豆の重さをはかります。
計量することで、味のばらつきを抑えることができます。
メジャースプーン
コーヒーをはかるメジャースプーンです。
コーヒー用として販売されている多くのメジャースプーンは 1 杯 8 〜 12 g です。
毎回はかりで豆の重さを確認するのも ひとつの方法です。
メジャースプーン 1 杯でアイスコーヒー用の豆が何グラムになるのか事前に確認しておくことで、1シーズンお手軽にコールドブリューコーヒーをお楽しみいただけます。
はかりやメジャースプーンはホットコーヒーを淹れるときも使用します。そのほかにあると便利な道具として「漏斗」(ろうと・じょうご)があります。
コールドブリューコーヒーの味の調整
冷蔵庫に保管したコールドブリューコーヒーを口にするまでおよそ 10 時間。
その間味見もできずにジーっと我慢。
期待を胸にコップに注いだコーヒーの味が薄すぎた・濃すぎた・・そんな残念な時、 1 L のコーヒーを処分してしまうのは勿体ないですよね。
そこでこのような場合の対処法をお伝えしたいと思います。
濃すぎた場合
濃すぎた場合は薄めてお飲みください。
冷水(氷)で薄めてもよいですし、ミルクやガムシロップを加えてアイスカフェオレにしてもよいと思います。
そして次に作るときは少し豆の量を減らして抽出するか、コーヒーの抽出時間を短くしてください。
薄すぎた場合
まずは抽出時間を延ばしてみましょう。
そしてコップに注いだコーヒーには、少しのミルク(牛乳)を入れてお飲みください。
ポットに残っているコーヒー豆を取り出さずに、抽出時間を延長しましょう。
それまでの抽出時間と、追加する抽出時間の合計が 12 ~ 15 時間程度まで伸ばしても大丈夫です。
次にコールドブリューコーヒーを作るときは、同じ豆の量(60g)を使って長めの抽出時間を確保する方法もありますが、抽出時間を10時間程度にできるように豆の量を調整するほうが現実的です。
味が好みではなかった場合
期待していた味とは違う味だった場合は、ミルクとガムシロップでアイスカフェオレにしてお召し上がりください。
次に抽出するときは豆の種類を変えてみましょう。
当店 店主がこれまでにご相談いただいた例では、ホットコーヒー用のコーヒー豆を使用していたというケースが多く、アイスコーヒー用のコーヒー豆に変えていただいて解決しています。
コールドブリューコーヒーを淹れる際は、アイスコーヒ用としてブレンド・焙煎された挽き豆をご使用ください。
それでもお好みのお味ではなかった場合は、購入店舗を変えて試されることをお勧めします。
まとめ
コールドブリューコーヒーは通常のアイスコーヒーより手軽に、そして安定して美味しく、冷たいコーヒーをお召し上がりいただける抽出方法です。
ポイントは
- アイスコーヒ用の豆を準備すること
- コーヒー豆の量をきちんと計量すること
- 既定の量の水を入れること
- 冷蔵庫に8 ~ 12 時間静置すること
です。
そのために茶こし(=フィルター)付きの冷水ポットをご準備いただくことをお勧めいたします。
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こちら↓に動画でも解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
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